★虹の橋★ NO3 NO1から読んでくださいネ |
|
| 雨降り地区  
     
こんな風に、幸せと愛の奇跡に満ちている、 ★虹の橋★ の、入り口に、 ★雨降り地区★と呼ばれる場所があります。
そこではシトシトと冷たい雨が降り、動物たちは寒さに震え、 悲しみに打ちひしがれています。
そう、ここに降る雨は、地上に残して来てしまった誰かさん、 特別な誰かさんの流す涙なのです。
大抵の子は半年もしないうちに、 暖かい日差しの中に駆け出して、 仲間と戯れ、遊び、楽しく暮らすことが出来ます。 ほんの少しの寂しさと、物足りなさを感じながらも・・・・・。
でも、1年経っても2年経っても、ずっと ★雨降り地区★ から、 出て行かない子達もいるのです。 地上にいる残してきてしまった、特別な誰かさんが ずっと悲しんでいるので、 とてもじゃないけど、皆と遊ぶ気になれないのです。 地上に残して来た誰かさんと辛い想いをして、 同じ悲しみに凍えているのです。
つづく・・・・・・・
| |
|
Oct.12.2007(Fri)21:06 | Trackback(0) | Comment(0) | ペット | Admin
|
★虹の橋★ NO2 |
|
 |
| ★虹の橋のたもと★
      
けれど、動物たちの中には、様子の違う子も居ます。 打ちのめされ、飢え、苦しみ、 誰にも愛されること無かった子たちです。 仲間たちが、1匹また1匹と、それぞれな、誰かさんと再会し 橋を渡って行くのを、うらやましげに眺めているのです。 地上にある間、そんな人は現れなかったのです。
でもある日、彼らが遊んでいると、橋へと続く道の傍らに、 誰かが立っているのが気づきます。 その人は、そこに繰り広げられる、再会を、 羨ましげに眺めているのです。 生きている間、彼は動物と暮らしたことがありませんでした。 そして、彼は、打ちのめされ、飢え、苦しみ、 誰にも愛されなかったのです。 ぽつんと、たたづむ彼に、
そうして、愛されたことの無いものが近づいて行きます。 どうして 彼は一人ぼっちなんだろうと、不思議に思って。
そうして、愛されたことの無い者同士が 近づくと、 そこに奇跡が生まれるのです。 そう、彼らは一緒になるべくして、生まれたのでした。 地上では巡りあうことが出来なかった、 特別な誰かさんと、その愛する友として。
今、ついに この ★虹の橋★ のたもとで、二人の魂は出会い、 苦痛も、悲しみも消えて、友は一緒になるのです。 彼らは共に、★虹の橋★ を、渡って行き、 二度と別れる事は無いのです。
第3話につづく・・・・・
| |
|
Oct.12.2007(Fri)06:49 | Trackback(0) | Comment(0) | ペット | Admin
|